篠田桃紅さん
(1913年3月28日~2021年3月01日)
「人間は究極に孤独なもの、
誰も受け止めてくれない、一部を共有してるだけ
孤独ってものは、つらいとか耐えるとか、
そんな次元のものではない
はじめから決まりきってること、生き物の当然の姿…」
随分前に見たNHKドキュメンタリー
「墨に導かれ 墨に惑わされ」のなかで
言われていました。
それも、さらりと、清々しく!!
その後、すぐに読み始めたのが
著書「一〇三歳になってわかったこと」 です。
1章から4章まで~どのページも深いです!

”私には死生観がありません”
「人の領域でないことに思いをめぐらせても
真理にちかづけない
それなら一切を考えず、
毎日を自然体で生きるよう心がけるだけ」
”どうしたら死は怖くなくなるのか”
「人は老いて、日常が無の境地に至り、
やがて本当の無を迎えるそれが死だと、
そう感じるようになりました」
若い友人に
”どうしたら死は怖くなくなるのか”と尋ねられ
”考えることをやめれば怖くない”
と答えられたそうです。

”過去を見る自分の目に変化が生まれる”
「歳を重ねたことで、
ものを見る目の高さが年々上がってくる
同じものが少し違って見えてくる、
ある人を思い出すときも、
その人の違った面が新たに見えてくる」
篠田桃紅著 「一〇三歳になってわかったこと 」より
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日々の出来事へのとらえ方、向き合い方が
少しつかめたような
ああ~そういうことだったんだ…ということ
過去を見る目の変化…
ここ数年
確かに、自分の中でも感じます…☆☆
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