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良い一日を! これまで見てきた好きな映画、詩、本、京都の街歩きなど、綴っています。




フランス映画 ~突然炎のごとく Jules et Jim~ :: 2023/03/14(Tue)

”突然炎のごとく” (1961年)
原題Jules et Jim ジュールとジム
監督 フランソワ・トリュフォー

"トリュフォーの女性へのイメージのすべてを
 ジャンヌ・モローという女優に結晶させた映画"
 と言われています

トリュフォー映画のなかでも 
特に強い印象を受けた作品です

 躍動感のある画面展開
 軽快な語りのナレーションが入ります
 
第一次世界大戦前のパリ 
文学青年ジュールとジムは
お互いの才能を認め合う親友同士。

ある日2人は、
アドリア海の孤島で見た
女神の彫像にそっくりな女性
カトリーヌ(ジャンヌ・モロー)と出会います

女神像の微笑を持ったカトリーヌに
2人は魅了されます!

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ジュールがジムに言うセリフ
「彼女は特に美しくもない、
 聡明でも誠実でもない。だが女そのものだ」

<カトリーヌ、ジュール、ジム>
カトリーヌにとって
2人の男の存在は必然であり
そして男2人は、カトリーヌを深く愛し
奔放で傲慢な彼女のすべてを
許しています

ただ…3人の奇妙な関係性にあっても
男同士の友情はゆらぐことはなく
ドキッとするほどの冷静さも見えます…

友情と愛、そしてカトリーヌの苦悩…
息をのむラストの結末へと
つながっていきます…❕

みずみずしく流麗な映像は、
ラウール・クタールによるものです
ヌーヴェルヴァーグの
数々の名作を手掛けた撮影監督
この映画について 
「トリュフォー映画では最も好きな作品、
少なくとも 
映像がシナリオをしのいだ奇跡的な一本に入る」
と語っています 


撮影合間のトリュフォーとジャンヌモロー♪ Fトリュフォー





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