FC2ブログ

Bonne journée!





辻征夫さんの詩 「花」 ”わたしたちがそれを見る” :: 2018/03/25(Sun)

黄色
   
  「 花 」    

お茶の水の
レールの
そばの
土手の斜面に

小さな
黄色い
花がたくさん
春に咲く

朝の
コクデンの
窓に顔をおしつけて

わたしたちがそれを見る

                 辻征夫詩集より

6菜の花

朝の通勤電車で
押されながら窓の外を見ている自分、
そんな過去の光景を思い出しました

最後の一行にドキッとします
”私たちがそれを見る”
不思議な感覚です

辻征夫さんの詩との出会い
「船出」をはじめて読んだときは泣けました。

 「花」は少し切ない気持…です。

辻征夫さん(1939-2000) 
東京浅草生まれの詩人
幼年期は本所、その後は向島
生粋の江戸っ子。

  1. 好きな詩から
次のページ