ミイはムーミン物語のなかのスパイス的な存在です
直観力にすぐれ、現実を冷静に見つめる目も持っています

「たまには、怒んなきゃあね。
どんなちっちゃな生きものにだって、怒る権利はあるんだから」 Byミイ
ミイは、思ったことはためらわずストレートに言う性格です
「ムーミンパパの怒りかたって、よくないわね。
ちっともはきださないで、みんな、しまいこんじゃうんだもの」 Byミイ
~ミイのプロフィール~
ミムラ夫人の娘、
スナフキンは異父弟、ミムラねえさんは姉にあたる
ミイはミムラ家からムーミン家の養女となる
体が小さくムーミンママの毛糸玉にもぐれるくらいの大きさ
ミイは「悲しみ」より「怒り」という感情の方を大切にしている
うれしいときに素直に喜び、悪に対しては大いに怒る
つらい出来事があっても、悲しむ事はない
自由人であるミイの他人との付き合い方は
「相手がそういう人だと認めて好意を持ちながら、
でも無関係でいる」というもの
ただその人が助けを求めれば、
一番に駆けつけるような、心やさしい女の子…☆☆
作者のヤンソンさんお気に入りの登場人物のひとりだそうです♪
- ムーミン谷
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「君、あんまり誰かを崇拝するということは、
自分の本当の自由を失うことなんだよ」 Byスナフキン
ムーミン谷に住む小さな生き物のはい虫たちは
森のしげみなどに隠れるように、住んでいます。
スナフキンにあこがれを持ち続けている
一匹のはい虫が勇気をだして話しかけます。
どれほど自分がスナフキンを尊敬し崇拝しているか!
会えてどれほど感激しているか!
はい虫はスナフキンに切々と訴えます。
その様子を見て、
スナフキンがずばりと言ったのが冒頭のことばです。
ひとり森のなかで、
歌を作っていたスナフキンは、
いつまでもつきまとうはい虫に、
少々いらだちは覚えながらも、
"ティーティ=ウー"というステキな名前をつけてあげます。

これまで名前さえ持たず、ひっそり生きてきたはい虫でしたが、
自分という人格を持つことで、生きる喜びが生まれます。
そして、”ティーティ=ウー”としての
自分に目覚めていきます!
物や他者への、あこがれや尊敬の気持が
あまりにもにも大きすぎると
自由な自分を失ってしまう…。
”自分らしく自由に生きること”
ムーミン物語の根底に流れています♪
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フィンランドの作家トーベ・ヤンソンさんが
つくりあげた”ムーミンの世界”
物語のなかで、異色の存在は
なんといってもスナフキンです。
彼を語るのに欠かせないワードのひとつが”自由”
自由と孤独を愛し、音楽を奏で、
旅を続けるボヘミアン…
それだけで心ひかれます…♪♪
「三月の末のあるよくはれた穏やかな日のこと
スナフキンは小鳥のさえずりを聞きながら
誰にも会わずに
一日中歩いてきました。
……
お日さまがきらきら
しらかばの林の間に輝いて
心にはなんの気にかかることもなく
スナフキン自身はしあわせでした。
あしたも、きのうも、遠く離れていました…☆

「ムーミン谷は誰でも安心していられる谷
木登りによい木があるし、秘密の場所もある」 BYムーミン
フィンランドの森に
ゆったりとした時間が流れています…☆
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