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Bonne journée!





星野道夫~旅をする木~ トーテムポールを捜して :: 2017/12/18(Mon)

はじめて出会った星野道夫さんの著書は「旅をする木」でした。

アラスカ
     
第Ⅲ章~トーテムポールを捜して~より 

クイーンシャーロット島を訪れた星野さんは
ひっそりと眠るように残されているトーテムポールと出会います。
アラスカとカナダの国境あたりに位置する先住民ハイダ族の島です。

「僕は立ち尽くしてしまった。
 そびゆるトーテムポールのてっぺんから大木が生え
 その根がポールを伝って地面まで伸びてきているのである
 
 それは人を葬ったものであることはあきらかだった
 偶然落ちたトウヒの種子が人間の身体の栄養を吸収し
 歳月の中で成長したのだろう
 
 人間が消え去り、自然が少しずつ、
 そして確実にその場所を取り戻していく
 悲しいのではない 
 ただ”ああそうなのか”というひれ伏すような感慨があった」

「 きっと一本トウヒの木のように
誰もがそれぞれの一生の中で旅をしているのでしょう」 著者あとがきから

~~~~~~~★~~~~~~~~~★~~~~~~~★~~~~~~~~~~~
,
大きな流れの中で
自分の一生の旅はいったい何処へ向かっているのでしょう…

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ユネスコ世界遺産 トーテムポール
カナダ旅行中に買った切手シートの表紙です

アラスカのシトカという街に
星野さんのメモリアルトーテムポールが建てられました
(2008年8月8日建立)
海の方向を向いて立っているそうです

「旅をする木」の中にもシトカについての箇所があります。
”アラスカで最も美しい町
シトカの美しさとは背後に広がる森の深さだろう
太古からの呼び声に人々はそっと耳をすましている”

いつか訪ねてみたい場所です♪

  1. 星野道夫さん
  2. | comment:0

長い旅の途上②~はるかな視点 ~ :: 2017/09/25(Mon)

”きっと人はいつも、それぞれの光を捜し求める長い旅の途上なのだ”
「長い旅の途上」星野道夫著

人と自然のかかわり方の原点を、
アラスカで見つめ続けた方です。

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~好きなページ~

「私たちは二つの時間を持って生きている
カレンダーや時計の針に刻まれる
慌ただしい日常と、もう一つは
漠然とした生命の時間である。  

今の瞬間、東京にいる友人と
アラスカでオーロラを眺めている自分がいる。

その不思議さが、
私たちにもう一つの時間を気付かせてくれ、

日々の暮らしに
「はるかな視点」を与えてくれるような気がする」

(第Ⅲ章オーロラより)

おーろら3

  1. 星野道夫さん

~長い旅の途上(1)~魅かれるのは生命の持つもろさ :: 2017/08/11(Fri)

「長い旅の途上」星野道夫著
1952年9月27日~1996年8月8日
テレビ番組の取材中、ロシア・カムチャツカ半島で
突然のヒグマの事故により急逝。

それまでの写真集やエッセイなどを収録して
遺稿集として一冊にまとめられた本です。
厳しい自然、かわいい動物たち、
原住民との出会い、オーロラ、氷河…等々

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私自身、読書量はさほど多くない方ですが
星野道夫さんは大好きな作家の一人です。

~好きなページから~

”アラスカに暮らして18度目の冬が過ぎようとしている
多くの選択があったはずなのに
どうしていま自分はここにいるのか

ふとした一瞬
その不思議さに思いをはせることはないだろうか”

”きっと私たちは
多くの選択などないのかもしれない
それぞれの人間が行きつくべきところに
ただ行き着くだけである”

”自然はいつも 強さの裏に脆さを秘めている
私が魅かれるのは 
生命の持つその脆さの方だ”

”アラスカの大地は
忘れていた人間の脆さを そっと呼び覚ましてくれる”  
  <第Ⅲ章 自然のささやき>より

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  1. 星野道夫さん