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Bonne Voyage!





ムーミン :: 2022/08/10(Wed)

”あしたも、きのうも、遠く離れている”

「三月の末のあるよくはれた穏やかな日のこと
スナフキンは小鳥のさえずりを聞きながら
誰にも会わずに
一日中歩いてきました。
……
心にはなんの気にかかることもなく
林は気持ちがいいし、
お天気はすばらしいし、
スナフキン自身はしあわせでした。

あしたも、きのうも、遠く離れていました

お日さまがきらきら
しらかばの林の間に輝いて
風はやわらかく、さわやかでしたもの……」 
                  「ムーミン谷の仲間たち」より

フィンランドの森に
ゆったりとした時間が流れています…

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「ムーミン谷は誰でも安心していられる谷
木登りによい木があるし、秘密の場所もある」 BYムーミン

フィンランドの作家トーベ・ヤンソンさんが
つくりあげた”ムーミンの世界”
物語のなかで、異色の存在は
なんといってもスナフキンです。

彼を語るのに欠かせないワードのひとつが”自由”
自由と孤独を愛し、音楽を奏で、
旅を続けるボヘミアン…それだけで心ひかれます…♪♪

~スナフキンのプロフィール~
自由と孤独を愛し、言葉少なく思慮深い
一人気ままなテント暮らしをしている
大切にしている持ち物はハーモニカ
父親の名はヨクサル(ムーミンパパの昔の冒険仲間)
母親の名はミムラ夫人(ミムラ族) 異父姉にミムラ姉さんとミーがいる

一人が好きなスナフキンもムーミン一家といるときは気にならない
(それは自分をありのままに受け入れてくれるから)

VOL2に続く
スナフキン 月



  1. ムーミン谷
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”ニュー・シネマ・パラダイス” ノスタルジィ!ノスタルジィ :: 2022/08/07(Sun)

愛くるしいトトの表紙のパンフレットです
(シネスイッチVOL13、1989年12月16日発行)

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カバーイラストはペーター佐藤氏

この冊子の中に淀川長治さんが
2ページにわたりエッセイを寄せています

「ノスタルジィ!ノスタルジィ! 映写技師とフィルムの、この人生物語」
「この映画は私のノスタルジィをかきたてた!
少年が大人になっていく人情話を、古い小説をひも解くように
”ニュー・シネマ・パラダイス” と言う題名で見せた。
実に洒落た脚本だ 」 ~本文より~

パラダイスニューシネマ

戦後間もないシチリア島の小さな村に
一つだけあった映画館パラダイス座。
村人たちにとって
映画が唯一の娯楽だった時代の物語です。

2ニューシネマ

フィルムを自在に操る映写技師アルフレード。
映画に魅了されたトト少年は、
パラダイス座の映写室に通いつめます。

パラダイス座で上演されていた名作の数々です。
(どん底、駅馬車、素直な女、青春群像、街の灯等々)

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映写技師アルフレードに、名優フリップ・ノワレ、
大人になったトトは
ジャック・ペランが素敵に演じています♪

淀川長治さんは
この映画について、こうも述べています
”すりガラスのランプの光のような映画であった”

「ニュー・シネマ・パラダイス Nuovo Cinema Paradiso」
1989年公開のイタリア映画。
監督ジュゼッペ・トルナトーレ。
カンヌ映画祭審査員特別賞、アカデミー外国語映画賞など多数


  1. 映画ベスト

~旅をする木~ トーテムポールを捜して :: 2022/08/07(Sun)

はじめて出会った星野道夫さんの著書は「旅をする木」でした。

アラスカ
     
第Ⅲ章~トーテムポールを捜して~より 

クイーンシャーロット島を訪れた星野さんは
ひっそりと眠るように残されているトーテムポールと出会います。
アラスカとカナダの国境あたりに位置する先住民ハイダ族の島です。

「僕は立ち尽くしてしまった。
 そびゆるトーテムポールのてっぺんから大木が生え
 その根がポールを伝って地面まで伸びてきているのである
 
 それは人を葬ったものであることはあきらかだった
 偶然落ちたトウヒの種子が人間の身体の栄養を吸収し
 歳月の中で成長したのだろう
 
 人間が消え去り、自然が少しずつ、
 そして確実にその場所を取り戻していく
 悲しいのではない 
 ただ”ああそうなのか”というひれ伏すような感慨があった」

ユネスコ世界遺産
 トーテムポール
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カナダ旅行中に買った切手シートの表紙です

アラスカのシトカという街に
星野さんのメモリアルトーテムポールが建てられました
(2008年8月8日建立)
海の方向を向いて立っているそうです

「旅をする木」の中にもシトカについての箇所があります。

”アラスカで最も美しい町
シトカの美しさとは
背後に広がる森の深さだろう
太古からの呼び声に
人々はそっと耳をすましている”

いつか訪ねてみたい場所です…☆☆
 

  1. 星野道夫さん

星の王子さま~VOL1~大切なことは目には見えない~ :: 2022/08/06(Sat)

「Le Petit Prince」星の王子さま
この本と出会ってから数十年、、
時間に追われ、一日があっという間に過ぎ
手に取ることも忘れている時期がありました。、

サン=テグジュペリは、
亡くなる1年前にこの作品を書き
友人に「これは僕の遺書だ」と語ったそうです。

歳を重ね、人生の節目節目で
この本を読み返すことがふえました。
読むたび、いつも読みきれてないと感じます。
いつまでも終わらないフシギな本です。


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最初に日本で翻訳した内藤櫂さんは
あとがき(1953年記)に 
「大人と子供が肩を並べて読んでほしい童話」と述べています

XXI 章 別れの場面
キツネから王子さまへの最後のメッセージ
よく知られたフレーズです。

 Il est très simple
 on ne voit bien qu'avec le coeur.
 L'essentiel est invisible pour les yeux.
”それは、簡単なこと。
かんじんなことは心でみなくっちゃ、
目ではよくみえないものなんだよ”

 私が生きていく心の支えになっていることばです!

                                   VOL2に続く


  1. 星の王子さま

嗅覚が目覚めます~レモングラス~  :: 2022/08/06(Sat)

暑い日が続きます。
この猛暑のなかでも
ベランダのハーブたちは元気です♪
特にレモングラスは、
プランターからあふれる勢いです。

アジアの香り、元気になれる香りです。

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少し収穫してみました。   
ススキのような細長い葉っぱです。
イネ科のハーブです。 

2~3cmにちぎった葉を軽くひとつかみ
お湯をそそいで3分くらいで、ほどよい飲み頃です
薄いレモンイエローのようなきれいな色がでます。

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シトラールという芳香オイルを多量に含んでいるため
石鹸や化粧品香水の原料などとしても栽培されています
レモングラスLemon Grass 
学名=Cymbopogon citratus 原産地=インド

心身の疲労からくる食欲不振や
目覚めのよくない朝にもおすすめです♪
     


  1. ハーブ&アロマ

辻征夫さんの詩 「船出」 "ひとあし先に 船出するんだね  船長…" :: 2022/07/29(Fri)

辻征夫さんの詩とのはじめて出会いは
この「船出」でした。

心が揺さぶられました!

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「船出」 

たとえば医師のリプシー先生
郷土のトレローニさん スモレット船長
立派な人はほらこんなにいたのに
どうしてぼくたち あの無頼漢たち
海賊の方にあこがれたのだろう
……………………
いまも生きているにちがいないジョン・シルバー
捕まれば処刑場に高く吊るされるかれらに
ぼくも従兄弟もあこがれて
海賊になろうねと誓ったのだったが
もう何年になるだろう
病院のベッドで眼を見開いたままの従兄弟に
ぼくはささやいた

ぼくたち海賊にもならず
妻を娶り 家庭を作り 働いたね

高く吊るされることはなかったけど
いつのまにかぼろぼろになっちゃった

じゃ ひとあし先に
船出するんだね 船長

月も明るく

海は静かだよ

5海

  1. 好きな詩から
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夏のハーブティー  "レモンバーム" :: 2022/07/26(Tue)

梅雨の季節から夏に向けて
エネルギーも停滞気味で
なんだか疲れますね。
そんな時におすすめのハーブティーを
いくつかご紹介いたします。

まずは”レモンバーム”です。
(学名Melissa officinalis)

レモンバーム

ドライハーブの方が成分が凝縮されている分、薬効は多いですが、
香りはフレッシュの方が何倍もさわやかです♪

家のバルコニーでプランター栽培しています。

お花が付き始めました。

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アロマセラピーの分野でも
非常に効能の高い植物(精油)です。
南ヨーロッパ原産、 歴史の古いハーブの1つで
レモンのような とてもさわやかな香りです。

疲れ気味の時に
パワーの強いお茶を飲むと
かえって逆効果になることがありますが
レモンバームはその点でも
穏やかにほどよく体に働きかけてくれます

揮発性の香りの成分が鼻から吸収され、
におい分子が脳に届きます。

アロマセラピー効果(穏やかな)です♪



  1. ハーブ&アロマ
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明日の時の長さは? 永遠と一日 :: 2022/07/26(Tue)

北ギリシアの港町テサロニキ。
詩人アレクサンドレの
人生最後の一日を綴った物語です。

1998年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞
監督 テオ・アンゲロプロス 
主演は『ベルリン天使の詩』のブルーノ・ガンツ

愛犬と海岸沿いを歩きながらの彼のモノローグから。
「私は何一つ完成していない。
あれもこれも下書き、言葉を散らかしただけだ」

自分の命が残り少ないことを知ったアレクサンドレ。
愛犬を連れ車を走らせます。
途中、アルバニア難民の少年を窮地から救い出し、
一緒に旅をすることに。
老詩人と一人ぼっちの少年…短い時間の中で、
2人の心に温かなふれあいが生まれ、
それがこの物語の一つの軸になっていきます。

難民の仲間と共に他国へ旅立つことを決めた少年。
心細く不安な顔を見せる少年に
アレクサンドレが言います。
「大丈夫、旅は大きい!いくつもの港、広い世界!」
胸がいっぱいになるシーンでした。

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少年が旅立つまでの、残された時間、
2人は港町を走る循環バスに乗ります。
深夜のバスには不思議な人物たちが、
次々と乗り込んできては降りていきます。
現実と幻想が入り混じり、バスの場面は、
どこかまぼろしのような映像でした。

妻との過去の幸せな思い出は、
明るい太陽の下、時間軸を超えて蘇ります…。
浜辺で亡き妻アンナとダンスを踊りながら
「いつか君に聞いた…明日のときの長さは?君の答えは?」
アンナが答えます 「永遠と一日…」

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最後の一日に永遠があった…。
現実と過去と幻想が行ったり来たり、
なかなかとらえにくく、
場面に追いつけないところもありますが、
やさしさ、哀しさが胸に迫ります。

アンゲロプロス監督の映像美あふれる作品です!

  1. 映画ベスト

 谷川俊太郎 ”かなしみ” 透明な過去の駅で… :: 2022/07/25(Mon)

あの青い空の波の音が聞えるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまったらしい

透明な過去の駅で
遺失物係の前に立ったら
僕は余計に悲しくなってしまった

「かなしみ」谷川俊太郎詩集 20億光年の孤独より

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この詩とはじめて出会ったとき
似たような感覚を覚えてハッとしました。
とんでもないおとし物をしているような…
記憶のどこかに埋もれてるのかもしれません

  1. 好きな詩から